重心の測定
2008年 02月 29日
ずいぶん、ひさしぶりの投稿になるな〜。
ラジコン技術(2008.3 No.666 p108)に重心位置の測定の仕方があったので、自作実験中の機体(B8W5)で調べてみた。
そのためにまず、機体の重量を測定しなければならない。手元には200gまで計測できる電子秤しかない。そのまま機体を乗っけると、-E-の表示。200gはかるくオーバーしている。(^^;

右脚 197.4[g]
左脚 196.7[g]
脚合計 394.1[g]
だいたい左右均等に質量が分布している。
尾そり 12.4[g]
全備重量 406.5[g]
かなり重いですね。あとからこてこて付け足しましたからね。
機体の基準点(Reference Datum)を機首先端にとると(べつにどこにとってもいいのだが、著者に敬意を表して機首にとってみた)、そこからの距離のことをステーション/ナンバー(STA)と呼ぶ。
B8W5 の場合、
左右脚 290[mm]
尾そり 820[mm]
この値からモーメント [g・mm]を求めてまとめると、
場所 重さ[g] STA[mm] モーメント[g・mm]
脚 394.1 290 114289
尾そり 12.4 820 10168
合計 406.5 - 124457
となる。
重心のSTA=124457/406.5=306.2[mm]
主翼はほぼ矩形(翼弦=150mm)と仮定して、
主翼前縁STA=215[mm]だから、重心%MAC=(306.2-215)/150=0.608
60%MACという、とんでもない後ろ重心(^^;
でもちゃんと飛んでますよ。先述のラジ技によると、入門機など安定させたい場合は 20%MAC 程度、運動性能を稼ぎたい場合でも、35%MACにしろとある。これは、主翼の揚力中心の位置に重心が近ければ近いほど、飛行機は安定するという考え方。
実機の世界では常識らしいが、RC界でも実機と同じ考え方をするみたいですね。
実は、重心の位置は、水平尾翼容積とのバランスで決まるのであって、揚力中心だけでは決まらないということ。
紙飛行機で養ったものが、やっぱり役立つ。水平尾翼にも揚力を分担してもらわないとね。
ラジコン技術(2008.3 No.666 p108)に重心位置の測定の仕方があったので、自作実験中の機体(B8W5)で調べてみた。
そのためにまず、機体の重量を測定しなければならない。手元には200gまで計測できる電子秤しかない。そのまま機体を乗っけると、-E-の表示。200gはかるくオーバーしている。(^^;

右脚 197.4[g]
左脚 196.7[g]
脚合計 394.1[g]
だいたい左右均等に質量が分布している。
尾そり 12.4[g]
全備重量 406.5[g]
かなり重いですね。あとからこてこて付け足しましたからね。
機体の基準点(Reference Datum)を機首先端にとると(べつにどこにとってもいいのだが、著者に敬意を表して機首にとってみた)、そこからの距離のことをステーション/ナンバー(STA)と呼ぶ。
B8W5 の場合、
左右脚 290[mm]
尾そり 820[mm]
この値からモーメント [g・mm]を求めてまとめると、
場所 重さ[g] STA[mm] モーメント[g・mm]
脚 394.1 290 114289
尾そり 12.4 820 10168
合計 406.5 - 124457
となる。
重心のSTA=124457/406.5=306.2[mm]
主翼はほぼ矩形(翼弦=150mm)と仮定して、
主翼前縁STA=215[mm]だから、重心%MAC=(306.2-215)/150=0.608
60%MACという、とんでもない後ろ重心(^^;
でもちゃんと飛んでますよ。先述のラジ技によると、入門機など安定させたい場合は 20%MAC 程度、運動性能を稼ぎたい場合でも、35%MACにしろとある。これは、主翼の揚力中心の位置に重心が近ければ近いほど、飛行機は安定するという考え方。
実機の世界では常識らしいが、RC界でも実機と同じ考え方をするみたいですね。
実は、重心の位置は、水平尾翼容積とのバランスで決まるのであって、揚力中心だけでは決まらないということ。
紙飛行機で養ったものが、やっぱり役立つ。水平尾翼にも揚力を分担してもらわないとね。
by eight_fps
| 2008-02-29 16:01